【#7】とうちゃんとお金

【連載】たにっちのとうちゃんとお金コラム

〜理想のライフスタイルを叶える方法〜

暑い日が続いている夏
みなさんいかがお過ごしでしょうか?

ぼくは、毎年この夏休みの時期に
子ども達と一緒に長い休みを取ったり
仕事を最小限にして
やりたいことを思いっきりやる夏を
3年前からやっています。

「大人の夏休み」と読んでいるこの休む期間に、
思いっきり遊んで思いっきり休むことで
夏が終わり秋の風が吹き始めることには
心も体もエネルギー満タンになり
仕事のクオリティを上げています。

詳しくはこちら▲

みなさんこんにちは!
ライフコスト・コンサルタントの谷 充弘です。

ぼくは、今でこそ「大人の夏休み」がとれるような
ライフスタイルを手に入れていますが、
以前は、お盆休みすらない企業に勤めていました。

そして、今も会社員として働きながら
この活動をしています。

この話を聞いて
「大人の夏休みなんて、無理。」
と10年前のぼくだったら
つぶやいていたと思います。

不可能だと思っていた夢のまた夢だっと感じ
諦めていたぼく自身が
どうして今のライフスタイルを手に入れたか
今回は、そんな「働き方」のお話です。

働く「その先」にあるもの

まず、具体的な方法をお話する前に1つ質問です。

「働くってなんでしょう?」

いろんな答えがあると思います。
・お金を稼ぐために働く
・生きていくために働く
・家族のために働く
などなど働く理由は人それぞれ。

そして、ライフステージによっても
変わっていきます。

あなたにとって「働く理由」は、
どんなものがあるでしょうか?

ぼく自身「働く理由」を聞かれたら
たくさん出てきます。
今のぼくは
・生きていくため
・家族のため
・人生を楽しむため
・やりたいことをやるため
・楽しいし好きだから

しかし、10年前のぼくは
・お金を稼ぐため
・お金を貯めるため
・ローンを返すため
・生きていくため
・老後のため

ぼくの今と10年前の違いは「目的」の違い

昔のぼくは、お金を稼ぐことが目的でした。
今のぼくは、人生を楽しむことが目的です。

改めて振り返ると
この違いが大きな差になり
ただ、お金をたくさん稼ぐだけの働き方は
ぼくにとって
ストレスとの戦いの日々になっていました。

そこから、
目的を「人生を楽しむ」にシフトして
自分が好きだったことを思い出し、
ワクワクすることを思い出し、
白黒だった世界が、
カラフルな世界に変化していきました。

そこからぼくの
「働き方」の変化が生まれたと思います。

あなたにとって
働く「その先」の目的は
どんなものがあるでしょうか?

働き方の変化はお金の変化から

「働くとは何か?」
これはとても深いテーマの質問です。

「人生を楽しむために働く」
そう思い始めて、
ぼくは働き方を変えていったのですが、
一体どうやって変えていったのか?

そのスタートは「お金」でした。

いきなり「人生を楽しむために生きるんだ!!」と
好きなことをして働く選択もありますが、
ぼくは小心者の心配性。
いきなりそんな働き方はできませんでした。

「愛する家族を路頭に迷わせるわけにはいかない」
「もし、うまくいかなかったら怖い」
「そうそも自分の”好き”がわからないし、
何をしたらいいかわからない」
そんな不安がたくさん。

そこで注目したのが
「ミニマム・ライフコスト」
=自分と自分の大切な人が、
心身ともに健康で暮らせる最低限の生活費
(以前のコラムを読んでいただければ
詳しくわかりますので読んでみてください)

まずはこれを知ることからスタートしました。

当時のぼく達家族が1ヶ月安心して暮らせるお金は
「20万円」
この金額は、当時の収入の60%ほどでした。

「20万円あれば、
この心地よい生活は維持できるんだ。」
この安心感を得られたことが
現在のライフスタイルへの
大きなきっかけとなりました。

20万円という金額は、
パートナーと共に働いて
1ヶ月1人10万円の収入を得れば大丈夫。

10万円の収入は、
1日1万円の仕事を10日間で達成ができる。

そう思えるようになった瞬間に
「もう少し自由な働き方ができるんじゃないか?」
と思えるようになり、
1つ見える世界が広がっていきました。

あなたにとって、
「安心して暮らすための最低限の生活費
は、いくらぐらいでしょうか?

一度これを知っておくと、
見える世界が広がってくるかもしれません。

働き方は生き方

「自由な働き方ができるかも。」
そう思えるようになり、
まず目が向いたのが働き方への疑問

冒頭で質問
「働くって何?」
の答えが塗り替えられていきます。

働く=お金を稼ぐ

働く=人生を楽しむ

徐々に徐々に変化しながら、
20万円というラインを下回らなければ
やりたいことを仕事にするチャレンジが
できるかもしれない。
もっと自由になれるかもしれない。

ぼく達は「働く」ことに
人生の多くの時間を使っています。
週5日
1日8時間
1週間は168時間。
そのうち働く時間は週40時間(週休2日の場合)

つまり、1週間の約24%の時間を
働く時間に使っている計算です。
さらに、睡眠時間や食事などの時間を差し引くと
平日は1日の約半分を働くことに費やしています。

そう考えると、
「働くって人生の多くを占めるんだな」
と思います。

その働く時間がたとえば
「自由がなく、息苦しかったり」
「常にイライラしていたり」
「退屈な日々が、ただ何となく過ぎていく」

そんな状態だったら、
人生も大部分もそうなってしまうのではないか。

「そんなのもったいない!」
せっかくなら仕事もできるだけ
楽しく、面白く、自由にしたい。

もし、そうなったら、
人生はまた違う色に染まっていくのではないか。
ぼくはそう思えるようになっていきました。

あなたはどうでしょうか?

目的地「理想のライフスタイル」

お金の最低ラインが見えてきて
「少し生き方を変えてみたい」
と思えた時、
理想のライフスタイルを
考えてみることも重要です。

先ほど、働く「目的」が変化した
とお話しましたが、
より具体的に想い描くことが、
次の一歩につながっていきます。

ぼくのコミュニティやセッションでは
必ずこの「理想のライフスタイル」を
一番最初に考えてもらうことにしています。

なぜかというと、
「目的地」がないと人は前に進むことが難しく、
迷ってしまうからです。

最初はどんな小さなものでも構いません。
無理だと思うことでも大丈夫。

あなたが、
「こんな生き方ができたら最高だな!」
と心の底からワクワクすることを
想像してみましょう。

ぼくは10年前の日記にこう書いていました。

「時間と場所に縛られず、
自由な生き方、働き方がしたい。
大切な家族を大切にしながら。」

この「目的地」があったおかげで
・週に3日働くライフスタイル
・7月8月に「大人の夏休み」を過ごす生き方
が手にすることができました。

正直10年前は、叶うかどうかなんてわからず、
心のどこかで「夢のまた夢の話」と思っていた
「目的地」がまさか現実になるとは
思ってもいませんでした。

この「目的地」でもある
「こんな生き方ができたら最高だな。」
これが、想像していたからこそ今があります。

叶うかどうかは関係なく
もし、お金も時間も自由になるなら
どんな生き方働き方がしたいか?

これを、一度現実は横に置いて、
思いっきり自由に想像してみる。

想像できたらそこが
目的地になり、
目標になり、
「どうしたらそうなるか?」
が考えられるようになっていきます。

あなたも、ぜひ一度「理想のライフスタイル」を
想像力を膨らませて描いてみてください。
そこから、すべてが始まります。

目的地まで行くたった1つの方法

ここで、ひとつ大切なことをお伝えします。

理想のライフスタイルを手に入れるための、
いちばんシンプルで強力な方法。

それは、
「あきらめず、チャレンジし続けること」

これはビジネスの世界でも
よく言われていることですが、
実は、人生全般にもあてはまる
大原則だと思っています。

成功している人は
1度や2度の失敗で諦めるのではなく、
何度もチャレンジを重ね、
「成功するまでやり続けた」人たちです。

この考え方は、
理想のライフスタイルを
手に入れる時にも使えます。

あきらめず、
目的地に向かってチャレンジし続けられることが
目的地に辿り着くための唯一の確かな道。

理想を描いても、
明日からすべてが叶うわけではありません。

でも、3年後5年後7年後…
時間をかけて、
少しずつチャレンジを繰り返していくことで
現実は少しずつ変わっていきます。

そのチャレンジの回数が多ければ多いほど、
目的地へ辿り着くスピードは加速していきます。

まずは小さなチャレンジでいいのです。

ぼくの最初にやった小さなチャレンジは
・毎週水曜日は残業をしない
というものでした。

それが、クリアできたら今度は
・金曜日も残業しない
として小さなチャレンジのハードルを上げて
いつの間にか、残業は0になっていきました。

そこから、
・有給を使えるようになるには?
・時短勤務を選べるようにするには?
・週4日勤務に近づくには、
どんな工夫ができるだろう?
と、小さなチャレンジを重ね、
トライ&エラーを繰り返していきました。

もちろん、「ミニマム・ライフコスト=20万円」
を下回らないようにしながら。

目的地に向かって
「どうしたらできる?」と繰り返していくこと。
そして、小さなチャレンジを諦めずに積み上げて、
目的地に近づくことを楽しみながら。

働き方を見直す準備〈5つのSTEP〉

さて、今回は働き方の変化を
僕自身の経験からお話ししてきました。

きっと、あなたの働き方や生き方は、
ぼくと違うかもしれません。

でも、その中に少しでも
働き方を変えるヒントが見つかれば嬉しいです。

最後に、もう一度今回のお話を5つにまとめてみました。

〈STEP①〉
「働くって何?」

自分の中で働くことについて考えてみる。
今のあなたが感じていることを
ありのままに書き出して確認してみる。

〈STEP②〉
「どう働き生きていきたいか?」

①の質問で出てきた答えを見つめ直して、
・今のままでいいのか?
・変えてみたい部分があるのか?
・今のままじゃダメだと思うのか?
正直なあなたの心からの声を聞いてみる。

〈STEP③〉
「理想のライフスタイル」

①と②をヒントに、今度は
「もし、時間とお金が自由になったとしたら
どんな働き方生き方をしたい?」
この質問に答える形で、理想のライフスタイルを考えてみる。
できるだけ、具体的にリアルに想像してみるのがポイントです。

〈STEP④〉
「どうしたらできる?」

理想と現実を比べて、
できそうな部分がないかを考えて
実際にチャレンジしてみる。
このチャレンジはできるだけ小さくするのがコツ。
その小さなチャレンジを1つ1つクリアして
それを積み上げていく。

理想のライフスタイルは
一気にガラリと変えられないけれど、
小さく1つ1つチャレンジをしていくことで、
気づいたら理想のライフスタイルに近づいていきます。

〈STEP⑤〉
「続ける力と微調整」

理想のライフスタイルは変化していくもの。
チャレンジを続けていく中で、
「思っていたのと違うかも」
と感じることもあるし、
「もっと素敵な形」が
見えてくることもあります。

小さなチャレンジは、
あなたにとっての”理科の実験“のようなもの。
そこから得た人生のヒントをもとに、
何度でも調整していけばいいのです。

柳のように力強くしなやかに、
あなたのペースで小さな一歩を進めていきましょう。

ミニマム・ライフコストと働き方

ぼくがお金に縛られていた頃、
どこか窮屈で、
息の詰まるような感覚を感じながら
生きていました。

でも、それが当たり前だったので
違和感は感じても、
どこか見て見ぬふりをして生きていました。

今回は、お金というよりも
「マインド」の話を中心にしましたが、
違和感に気づき
本当に働きたい働き方、
生き方を叶えるためには
「本当の心の声(本心)」
と向き合うことが、何よりも大切だということ。

本心とは、誰かの価値観ではなく、
「あなたが本当に大切にしたいもの」
「あなたが心の底からワクワクすること」
その中にあります。

まずは、ミニマム・ライフコストを把握して
お金の不安を手放していく。
そこから、本心を探って確かめていく。

そうすることで
働き方と生き方を見直す準備が整っていきます。

次回は、そこからお金と向き合って
「どう理想の生き方へさらにシフトしていくのか?」
そんなテーマでお話をしていきたいと思います。


〈お知らせ〉
2025年5月より、
お金を整え、人生の余白をつくるコミュニティ
Life  cost Laboをスタートしました。

Life cost Laboでは、
毎週お金・時間・心の余白をつくり出す
気づきやヒントを記事や音声にて
シェアしています。
また、実践する場も用意しています。

お金から自由になり
人生の余白を共に広げる仲間を募集中です。

詳しくはこちら
↓↓
https://community.camp-fire.jp/projects/view/826702

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ライフコスト・コンサルタント
谷 充弘(たにっち)
ホームページ[Life cost consulting]
ラジオ[Life cost radio]
Instagram [Life  cost consulting]
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

この記事に関わったTOCHANSは...

Life cost consulting 谷 充弘

マネーシフト実践研究会/ライフコスト・コンサルタント

お金のために働く生き方に疑問を感じ、お金から自由になる方法を研究、実践。 持続可能なワークスタイルを実現し、お金から自由になる技術を広げる活動を行なっている。

Share