【#3】とうちゃんとお金

【連載】たにっちのとうちゃんとお金コラム

ミニマムライフコストを出す方法

みなさんこんにちは。
お金を整え、人生の余白をクリエイトする
サポートをしています。
ライフコスト・コンサルタントの
谷 充弘(たにっち)です。

3月に入り季節が冬から春に変わる
移り変わりの季節。

我が家の子ども達は
「次のクラスは誰と一緒になるのかな?」
とワクワクしています。

今回のコラムでお伝えするのは、前回お話をした
「ミニマム・ライフコストの出し方」について。
(ミニマム・ライフコストについては
前回のコラムをご覧ください。)

▼前回コラムURL▼

家計簿をつける

ミニマム・ライフコストを出す方法はとても簡単。
家計簿をつけてデータを取ること。
とってもシンプル。

ミニマム・ライフコストは
「1ヶ月分のコストが一体どれぐらいかかるのか?」
という疑問の答え。

その答えは、
日々のお金の使い方を把握して平均を出すことで、
把握できます。

必要なお金のデータは、3ヶ月〜12ヶ月分。
オススメは12ヶ月分
12ヶ月という家計簿のデータがあれば、
より精密に出すことができます。

なぜなら、12ヶ月という期間の中には、
誕生日・クリスマス・お正月・夏休みなど
さまざまなイベントがあったり、
春夏秋冬の光熱費も変動します。

そんな、いろんな出来事も含めて
家計簿のデータを集めていくと、
より精密なミニマム・ライフコストを
把握することができていきます。

具体的な家計簿の付け方

それでは、実際にどのように家計簿をつけていけば良いのか?

オススメは、3つのカテゴリーに分けていく方法です。
家計簿を
“投資・消費・浪費”
この3つに分けていく方法。

よくイメージする、
家賃・光熱費・食費・交通費・雑費etc…
といったカテゴリーではなく、
すべてを3つに分けて家計簿をつけていく。
とてもシンプルな家計簿。

①投資

ここでいう“投資“とは、
いわゆるNISAや株式投資・不動産投資などの投資
という捉え方ではなく、
あなたにとって
有意義であったお金の使い方であったかどうか。

つまり、“他人の価値観”ではなく、
“あなたの価値観“
を基準に判断し振り分けていきます。

②消費

次に消費とは、
あなたとあなたの大切な人が
心身共に健康で暮らせるために必要なお金。

・日常生活で必要な無駄のない食費
・雨風を凌げる快適な住む場所
・快適に過ごせるための衣服
・必要最低限のインフラ環境
・安心して生活するための必要な保険など

これだけあれば大丈夫という
日常に必要なお金の使い方です。

③浪費

投資とは反対に、浪費とは、
他人の価値観に誘導されたお金の使い方。

・根拠のない世間一般の常識
・みんながそうしているから。
というなんとなく使ったお金
・ただ闇雲にストレス解消に使ったお金
・使ってないけど解約せずにいるサブスク代
・本当は行きたくないけど付き合いで行く飲み代
などなど、
心が喜ばず、
少しチクチクと痛むようなお金の使い方です。

この①投資②消費③浪費という3つのカテゴリーに
日々のお金の使い方を振り分けていく。

大切なのは
あなたの価値基準で振り分けていく家計簿
であるということ。

そうすることで、
周りのノイズに惑わされないお金の流れ
を知ることができていきます。

慣れてきたらもう1つ

3つに振り分ける家計簿が1ヶ月分できたら、
もう1つ増やしてほしいカテゴリーがあります。

それが、“固定費”というカテゴリー。

1ヶ月分の家計簿を見ながら、
毎月同じ金額のものを探しましょう。

例えば、
・家賃又は住宅ローン
・各種保険料
・Wi-Fi料金
・サブスク料金
・子どもの習い事月謝
・学費
など、これらをピックアップして
固定費というカテゴリーを作り、書き込みます。

ここで重要なポイントは
固定費はすべて書き出すこと。

忘れていたサブスクも、
見て見ぬ振りをしていたジム会員費も。

ちょっとチクっとする
無駄だと思っていたものもすべて書き出します。

すべて出せたら、
固定費を見ながら”浪費”を探しましょう。

「もう1ヶ月以上使っていないな…」
「付き合いで入ったけど、
本当は必要ない保険だな…」
「使ってないカード、年会費だけ払ってるな…」

そんなお金を見つけ出して、
できるだけ早く解約をしていきましょう。

実は、この固定費、
毎月1100円の少額だからまあいいか…と思って

そのままにしておくだけで、
年間13,300円もお金を使っていることになります。

しかも、なんの恩恵も受けずに…

いわば、穴の空いたバケツに水を溜めているけど、
全然溜まらない状態。
お金のバケツに穴が空いて、ダダ漏れ状態です。

もしその13,300円あれば家族で1日遊びに行けたり、
美味しいものを食べにいくことができたりします。
もちろん将来のために貯蓄をすることができます。

めんどくさい、と思う気持ちを振り切って
解約をする。

そうすることで、穴の空いたバケツではなく、
ちゃんとお金の貯まるバケツを
手にすることができます。

そうして、浪費を取り除いた固定費は、
常に把握できるようにキープしておきましょう!

そうすることで、何か新しい固定費が出てきた時に
浪費ではないかをチェックすることができます。

また、固定費もその時期には必要だったけれど、
もう必要がなくなる場合もあります。

そんな時も、
すぐに解約をする判断ができるようになります。

固定費は常に最低限必要なものに厳選することで、
無駄なお金を一切なくし、
ミニマム・ライフコストもより小さくなっていきます。

世界で唯一のお金の使い方

ミニマム・ライフコストを出すために
必要な家計簿。

ただ単純に数字の羅列を記入するのではなく、
あなた自身のお金の流れを見つめ、
世界で唯一あなただけのお金の使い方を
研ぎ澄ます方法です。

投資・消費・浪費の基準である
“あなた自身の価値基準”

家計簿をつけていく中で、
それを見極め、洗練されていきます。

もし、あなた自身がお金を使う基準を
100%自分基準で判断し使えるようになった時、
お金という道具は
あなたの人生をより豊かにしてくれる道具として
使えるようになっていきます。

それは、あなた自身だけでなく、
あなたが大切にしたい人のためになり、
その影響は少しずつ広がり循環していきます。

まずは、小さく始めてみてください。
最初はたくさんの他人基準や、
自分の思い込みがあるかもしれません。

大丈夫です。僕もそうでした。
どんな素敵な暮らしをしている人も、
最初はみんな同じです。

最も大切なのは、やってみる。
行動です。
そして、行動し続けることが何よりも大切です。

あなただけの、
大切な人を大切にできるお金の使い方。

ぜひ、手に入れてみて下さい。

今回は、
ミニマム・ライフコストの具体的な出し方について
お伝えしました。

次回より具体的にどんなツールを使ったらいいか?
家計簿のツール選びと続け方について
お話をしていきます。

それでは、またお会いしましょう!!

〈今回のハイライト〉
・ミニマム・ライフコストを出すためには
家計簿をつける必要がある
・お金を3つにカテゴリー分けする
・固定費を把握して最小限にする
・自分基準のお金の使い方を創り出す

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ライフコスト・コンサルタント
谷 充弘(たにっち)
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この記事に関わったTOCHANSは...

Life cost consulting 谷 充弘

マネーシフト実践研究会/ライフコスト・コンサルタント

お金のために働く生き方に疑問を感じ、お金から自由になる方法を研究、実践。 持続可能なワークスタイルを実現し、お金から自由になる技術を広げる活動を行なっている。

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