【#2】とうちゃんとお金

【連載】たにっちのとうちゃんとお金コラム

みなさん、こんにちは!
ライフコスト・コンサルタントのたにっち(谷充弘)です。

「おにわそと〜 ふくわ〜うち」
2月、節分の季節となりました。

鬼役はいつも父ちゃんの我が家。
みなさんのお家はどんな役割で節分を楽しんでいましたでしょうか?

そんな季節の思い出。
仕事ばっかりしていた時は、家族の楽しいイベントも「心ここに在らず」でいたことを今でも思い出します。

さて、今回のとうちゃんとお金の話では
「お金の不安を減らすたった1つのの方法」
というテーマでお話ができればと思います。

父ちゃんになる。

子ども達がこの世に生まれてきた瞬間。
ぼくは、その感動と共に大きな責任のようなものを感じていました。

「大黒柱として頑張らねばならぬ!!!」
そう思ったし、周りにも同じようなニュアンスで言われたり、世間の常識のようなものが勝手に流れ込んできたり。

そうして、いつの間にか仕事中心の生活になり、いつの間にか家族の大切な大切な時間までも仕事に使っていました。(今考えればもったいなかったなと、、、)

仕事も大切
家族も大切
どちらかを100にして、どちらかを0にすることはできません。

仕事は生活をする収入を得るためには必要です。

でも家族の時間は、もう後戻りできない瞬間の連続なので、これも見逃せない。
その中に、幸せや幸福感を感じられる瞬間がたくさんある。
なので、とっても大切。

じゃあ、どうしたらいいんだろう?
そう思った時に是非知っておいてほしい考え方があります。
それが「ミニマム・ライフコスト」という考え方。

ミニマム・ライフコストって何?

ミニマム・ライフコストとは
『自分と自分の大切な人が、心も体も健康で暮らせる最低限の1ヶ月のコスト』

今自分が大切にしたい家族と、これだけあれば大丈夫!!!と思える1ヶ月分の生活費を知る。

これを知るだけで、漠然とした不安が小さくなり
「もっと頑張らなければ!」
「もっと稼がなければ!」
「もっと!もっと!!もっと!!!」
という、半分強迫観念のようなものに囚われることがなくなっていきます。

実は、ぼく自身「お金を稼がなければ生きていけない」
そんな感覚を心の奥底で持ちながら、1人目の子どもが5歳になるまでの5年間過ごしていました。

もっと早く知っていたら。
1人目が生まれる前に知っていたら。
きっと当時のぼくはもっと心穏やかに、仕事と家族との時間を過ごすことができていたと思います。

そんな一生の後悔を防ぐため、このコラムを読んでくれているあなたへ、少しでも父ちゃんとしての幸せのヒントや気づきを伝えられたらと思います。

ミニマム・ライフコスト思考

このミニマム・ライフコストという考え方。
これを知っておくことで、人生の選択が今よりも100倍広がっていきます。

例えば、給与が手取り30万円だとしてミニマム・ライフコストが20万円と知ったら。
10万円の余白のお金があると簡単にわかります。
30万円ー20万円=10万円

余分にある10万円。
これをどう捉え考えるか。
これには無限の可能性が秘められています。

ぼくの場合は
「もう必死で残業をしなくてもいいんだ!」と思ったり、「必死で成果を上げようとしなくてもいいんだ!」と考えられるようになりました。

この思いや考えが、心を軽くし、体に休息の時間を与え、家族と過ごす余白を与えてくれます。

すると、自分の心と体は想像以上に回復し、自分と自分の大切な家族との暮らしがより豊かになっていきました。
この豊かな流れはここで止まらず、仕事の流れも良くなり、効率も良くなり、成果も生まれはじめる様に。

ミニマム・ライフコストを取り入れることで、心と体に余白が生まれ、その余白が良い循環を生み出し、新しい豊かな流れが生まれ始めます。

お金の流れを把握

そして、余白のお金(例で言うと10万円)は、これからの未来に対しても明るい兆しをもたらしてくれます。

10万円が余白としてあったら
・子どもの将来に向けての貯蓄ができる
・思い出に残る家族での旅ができる
・月に1回美味しい食事をすることができる
・マイホームの資金を作ることができる
・移住するためのお金を作ることができる

さらに、時間という発想を加えると
・残業を0時間にして時間を増やす
・時短勤務にして時間を増やす
・週休3日に働き方をシフトしてみる
・もう少し時間の融通がきく会社へ転職を考えてみる
・フルリモートの会社へ転職を考えてみる

など、その他にもたくさんの発想と選択肢が生まれてきます。

実際に僕が選択した例として

◯自分と家族の時間を確保するために
・残業を0にして18時には退社する
・休日出勤はせず、有給を全て使い切る
これで今まで月100時間の残業と休日出勤の時間を自分と家族の時間へ。
さらに有給をフル活用して夏休みを楽しむ時間を確保することができました。

◯理想のワークスタイルを実現するために
・リモート出勤ができる会社へ転職
・自分と家族の時間をより確保
・自分の理想の働き方とやりたいことに時間を使う

今こうして、コラムを書かせてもらえるようになったのも、お金の流れを把握することができたからこそ。

さらに、このミニマム・ライフコストは把握する過程の中で、自分とお金についてじっくりと見つめあっていく道を辿るので、自分自身が本当に求めていることが見えてきたり、お金の使い方が自分の価値観100%に近づいて洗練されていく。
そんな、おまけがついてきます。

今回は、ミニマム・ライフコストという考え方についてお話をしました。
次回は、ミニマム・ライフコストを出す方法を具体的にお話ししていこうと思います。

それでは次回まで良い日々をお過ごしください。

〈ハイライト〉
・ミニマム・ライフコストとは『自分と自分の大切な人が心と体が健康で暮らせる最低限の1ヶ月のコスト』
・ミニマム・ライフコストを使って、心と体と時間とお金の余白を作り出すことができる。
・お金の余白から、自分の求めている暮らしや豊かさをより選択しやすくすることができる。

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ライフコスト・コンサルタント
谷 充弘(たにっち)
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この記事に関わったTOCHANSは...

Life cost consulting 谷 充弘

マネーシフト実践研究会/ライフコスト・コンサルタント

お金のために働く生き方に疑問を感じ、お金から自由になる方法を研究、実践。 持続可能なワークスタイルを実現し、お金から自由になる技術を広げる活動を行なっている。

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