愛嬌で勝負する父ちゃんになれ!!

【連載】昭和の父ちゃんから令和の父ちゃんへ伝えたいこと Vol.10

苦労を買って出る人は、
それを苦労だと認識しているので、
いつまで経っても
しなくても良い苦労をすることになる。

仕事を買って出る人は、
苦労ではなく目的達成のための課題と捉えるので、
しなくても良い苦労はしていない。

若い時の大きな仕事は、
買ってでもしろという方が正しい。

“しなくても良い苦労はしなくてよい”
と考えている。

しかし、
「挫折を知らない人は困る」
という苦労人の大人は多い。

じゃあ、それを言ってる当人が、
いま楽しそうに生きているかというと…
そうじゃない場合が多い。

真の成功者の方々は、
あまり自分の苦労や挫折を語らない。
苦労や挫折のオススメもしない。

父ちゃんが、
息子や娘に向かって苦労話をするのは、
カッコ悪い。

20年ほど前のことである。
苦労を重ねて、売上200億円の会社を
一代で築かれた会長さんから
「他人を恨んで事業を起こしたらダメ」
と温厚な語り口で教えていただいた。

苦労したかどうかなんかは、
感じて染み入ればいいものなのである。

何かに打ち込めば、自ずと高い壁はやってくる。
苦労は、買って来るものではない。
苦だとも思わない人のところに
やって来るのである。

苦労は強いるものじゃない!!
だから、昔の苦労なんか遠に忘れちゃった
という愛嬌のある大人を信用していただきたい。

よって、
このTOCHANTOの記事を読んでいる
若い父ちゃんたちは、
ワタシの言うことを信用すべきだと思うのです。笑

この記事に関わったTOCHANSは...

中村 修治

有限会社ペーパーカンパニー 代表取締役社長

1962年近江の地で生まれる。1986年に立命館大学を卒業。1989年にバブルの泡に乗って来福。1994年に㈲ペーパーカンパニーを設立し独立。福岡に企画会社など存在もしなかったころから30年以上も最前線で生きている戦略プランナー。企画書を書いた量とプレゼン回数は、九州No.1だと言われている。「JR博多シティ」のネーミングや「テレQ」のCIなどが代表的なお仕事。コラムニストとしても多誌で執筆。福岡大学の非常勤講師も務める。

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