“うちの子に限って”と言ってやろうじゃん!!
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【連載】昭和の父ちゃんから令和の父ちゃんへ伝えたいこと Vol.5

秋田のなまはげが「悪い子はいねがー」と
家々をまわるとき、
家の主人(父ちゃん)は怖がって
すがりついて泣く我が子を抱えながら
「うちに悪い子はおりません!!」と言って、
なまはげを丁重にもてなす。

真の目的は、厄除けよりも、父ちゃんが
怖い鬼から自分を庇ってくれたと
子どもに思わせることで、家族間の結束や
父ちゃんへの尊敬を植え付けるためではないか
という見解がある。
悪い子でも守ってくれるのが父ちゃんである。
そして、悪い子を、ちょっとだけ良い子にするのが、
父ちゃんの役割である。
死ぬまで「うちの子に限って・・・」
と言い続ける覚悟みたいなものが
父ちゃんが父ちゃんたる所以だ。
浮気の現場を押さえられても
「浮気はしていない」
というのが伴侶への礼儀である。
子どもが悪いことをしたら、いち早く
「うちの子に限って」
というのが父ちゃんの端くれである。
子どもが至らぬことをやったときに、
父ちゃんは「静観」していてはいけない!!!
言い換えると「静観なんかしていられない」のが
父ちゃんというものである。
泣きっ面の子ども前で、大きな声で毅然と
「うちに悪い子はおりません」
と言ってやろうじゃないか!!
子どもたちの父ちゃんへの信頼は、
そうやって築かれていく。
子どもたちを信じるってリスクを
背負うのが父ちゃんというものである。
裏切られても、それでもなお…。
この記事に関わったTOCHANSは...
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